現代アートの巨匠ともされるスペインの画家ピカソの作品は、見るもを圧倒させるような力強い作風のなかで人びとを驚かせもし、作品の前で立ち止まらせることができる、そんな画家であると考えています。ピカソの作品には、たくさんの人びとの多角的な視点があるようにも見え、彼の作品から受けるメッセージはどのような受け取り方をしてもそれはそれで良しとしてくれるような、受け取る側の自由を表現してくれているような作品にも見えるのです。皆さんはピカソの作品をご覧になった時に、どのようなメッセージを受け取っていらっしゃいますか。現代アートを理解することは難解だと言う専門家たちが多いなかで、ピカソの作品は受け取り側の自由を感じる作風でもあるような気がしています。彼は自由に作品を描いているのではなく、見る側の人びとに自由を与える作品を描いてくれているのかもしれません。

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