発達障害の特性「感覚・感情・運動」

発達障害において、「感覚」「感情」「運動」という場面でも、認められる障害の特性があります。「感覚」の特性としては、とても敏感だったり、逆にまったく鈍感だったりする事が挙げられます。その為、独特な感覚の受け止め方をしている可能性があるという事を、周囲の人は理解しておく必要があると思います。続いて「感情」についてですが、感情コントロールが上手くできないという事が挙げられます。その為、失敗したり、初めての事や苦手な事に取り組む時に混乱してしまったり、攻撃的な行動をとったり、周りの大人が共感できない行動をとってしまう場合があるのです。そして、その感情がいつまでも長引いてしまうという事もあります。こうした時は、本人を落ち着かせると同時に、周囲の大人の落ち着いた対応が必要となってきます。そして「運動」の特性。一生懸命にやっているのに上手く模倣できない・姿勢が保てずに崩れてしまう・手先が不器用だったりしてものの操作が上手くできない事などが挙げられます。こういう場合があると、周りの大人は知っておく必要があります。

発達障害と発明家エジソン

「発達障害」を考える中で、歴史的人物に出逢う事があります。皆さんは、電球を発明した「エジソン」はご存知ですか?トーマス・エジソンは、数々の残された逸話から、「発達障害」をもっていたのではないかと考えられています。トーマス・エジソンは、1847年に生まれ、1931年に没するまでに、1000以上の発明を成し遂げたと言われています。また、それぞれの発明は、現代の世の中には、無くてはならないものばかりで、世界中の多くの人々が、トーマス・エジソンの発明の元に文明的な暮らしが実現できているのです。トーマス・エジソンが、「発達障害」であったと言われる所以には、彼のおかしな行動などの記録に残されています。

小学校に就学した、トーマス・エジソンは、その一風変わった発言や行動で、先生の言う事をまったく聞かずに、周囲の子どもたちの様子からは、だいぶ浮いたような存在であったようです。授業中に、授業内容に疑問が湧くと、周囲の子どもたちの様子はおかまいなしに、先生に質問をし始めます。質問攻めにされた先生は、授業を進行する事ができずに、とうとうある日、トーマス・エジソンに向かって「君の頭はくさっている」などと発言をしてしまったようなのです。そのような問題ばかりの学校生活は、3ヵ月ほどしか続かず、トーマス・エジソンは、学校に行く事をやめ、独学で勉強をしはじめたとの事です。

このような、トーマス・エジソンについて語られる逸話は、「発達障害」における、特徴やクセが随所にみられ、エジソンが残したであろう手紙などの文書には、誤字脱字が多く決してお世辞にも上手な文章であるとは言い切れないような内容であったようです。数々の歴史的な発明を行ったトーマス・エジソンは、文字を書くことが苦手な「発達障害」をもちながらも、世界中の人々をビックリさせるような歴史的な発明を成し遂げたのです。

「発達障害」と「療育センター」の関わり

「発達障害」は、その「障害」をもつ本人や、「障害」を支える家族や周囲の人々の、「発達障害への理解」が重要な役割を果たしているようです。最近では、地域の公的施設の中の「療育センター」などで、子どもたちの成長を支援するような輪が広がりつつあります。

「療育センター」は、公の取りきめの中で、その体制や在り方が明確に定められていない事もあり、地域によって様々な働きを行っているようなのですが、障害のある子どもたちを支援するような活動を行っていながらその家族へのサポート活動も同時に行っているようです。「発達障害」は、今まで、あまり世の中に知られていないような「障害」でしたので、その「理解」が、まず何よりも周囲でサポートする家族にとって大切な事になってきます。

世の中の「発達障害」への偏見をなくすには、人々の「障害」への理解が大変大きな「鍵」となってくるのです。「療育センター」では、作業療法士や臨床心理士、理学療法士、言語聴覚士などの専門職員が、子どもたちや、家族に、個別によるサポートを行う事で、支援を行っています。それぞれの地域には、在籍する専門職員などのサポート体制が異なるようなのですが、「発達障害」における早期発見、早期療育が大切であるというような方向性から、様々なサポート体制が設けられている機関のようです。