知的障害と発達障害の子どもたち

最近では、多くのメディアで取り上げられるようになった「発達障害」ですが、「知的障害」との区別は、どのようにするべきなのでしょうか?

【知的障害】は脳障害の程度に、「軽い」「重い」があります。【発達障害】においても、個人的な程度の度合いがみられます。それぞれ、同年代の子どもたちと比較すると、記憶力や判断力が低というようなデータがありますが、学習に対する意欲がないというような訳ではありません。

原因は、多数ありますが【知的障害】は、生まれる前の細胞分裂であったり、生まれる時に脳に傷がついてしまう事が原因でもあります。また幼少期に、病気になったり、怪我をしてしまう事で、【知的障害】の診断を受ける事もあります。【発達障害】は、「知的」な発達の遅れがない、もしくは遅れが少ないにもかかわらず、「脳の発達」の不十分さから学習する事が苦手であったり、物事を把握する事が難しかったり、人の気持ちを読み取る事が苦手であったりします。 

「発達障害」と「知的障害」を、混同して捉えている人々もいるのではないかと思われますが、その領域は近くもあり個別のものでもあるのです。

 

それぞれの子どもたちには、個々に必要な環境があります。無理やりに規定の教育機関や集団生活に束縛する事から離れると、その特有な生活行動に変化がみられたりもするようです。

社会における一般的な速度で、学習したり、成長がみられる訳ではありませんので、日々の社会生活に周囲や本人にも不安感が生まれるかもしれませんが、私達には本来、個々に独自の成長過程があるというベーシックな認識をもつ事で、個別に周囲が支援する中で、改めて彼らや周囲の生活が大きく変化する事を再認識できるかもしれません。